テンペとは
ジャワ島が発祥と言われる大豆の発酵食品です。
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テンペとは
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世界でのテンペ
- 9世紀 中国よりラギ(いわゆるテンペ菌)が持ち込まれる。
- 1875年 この年に発行されたジャワ-オランダ語辞典に「テンペ」の記載
- 1894年 オランダ人 Vordermanによりラギの製法が世間に広まる(それまではインドネシアに住んでいる中国人のみが製法を知っていた)
- 1900年 伝統的なテンペ製造方法と発酵中の科学的組成が報告される。
- 1931年 オーシュにより初めて英語でテンペが紹介される。
- 1940年後半〜50年 オランダで工業的にテンペが製造される。
- 1950年代 FAO(国際連合食糧農業機関)がタンパク質資源の一つとして注目する。
- 1954年 フィラデルフィアの病院でテンペの研究が開始される。60年に村田希久氏が研究に加わる。抗酸化性などの研究結果が報告される。
- 1961年 米国で初めてのテンペショップが開店する。
- 1970年 ビタミンB12(→ビタミンB12の説明)の発見が報告される。
- 1983年 シュタインクラウス「Handbook of Farmented Foods」が編集される。アメリカで商業的なテンペ製造業者が増えだす。
- これ以降のトピック インドネシアでは工業的に4万を超える製造元で年間15万トンのテンペが製造される。アメリカでは56の製造蔵所で900トンが製造される。
日本でのテンペ
- 1905年 斉藤教授(東大)が日本で初めてテンペに関わる。
- 1926年 ジャワ・スマトラ島でテンペ試料を採集する。
- 1928年以降 リゾーブス菌に関する研究が報告される。
- 1970年 テンペの抗酸化性物質の研究が発表される。
- 1980年代 食総研はインドネシアのボゴール能代と共同研究を行う。
- 1982年 企業レベルで2社設立
- 1983年 同3社設立
- 1988年 テンペ研究会が発足
参考
このページは以下のページを参考として改編したものです。
- 「テンペの展望ー栄養特性と調理ー」
- 「インドネシアにおけるラギとその発酵食品への利用」
- 「THE BOOK OF TEMPEH」(amazonで購入できます。到着まで2週間ほど掛かりました。)